お裾分けの笹団子
先日の休日の夜、久しぶりに友人と呑む機会があって、
このところどうも、お互いに相手が元気がないな?と思っていて、
これはなんとしても今夜は底まで吐き出してもらいましょう。
まったく溜め込みやすいタチなんだから困った人だ…。
と思っていた。と、割とすぐに分かって、
二人してなんだか、吹き出してしまった。
そんなこんなで、おかげさまでわたしは、
彼女の狙い通りべしょべしょになってしまいつつも、
この数年間ずーっと溜め込んでいたぐるぐるを吐き出せて、
たいへん、スッキリと気持ちが軽くなったのでした。
ラスト・オーダー近くまで、飲み屋さんの端っこの席で。
常々とてもお淑やか且つ冷静な人で、穏やか柔らかな雰囲気の美人さんなのだけれど、
その夜は折々ピリッと柳眉逆立てつつ真顔で静かに怒りを言葉にしつつ、付き合ってくれて。
大人になってから、こういう関係で話せる友人に出会えたことは、幸いだなぁ。と。
あぁ、常日頃からきれいな人は、言葉も動きも思考も性根も、つくづく美しいのだ。と。
そして、背筋が伸びた。留意で変わる美しさからまで逃げるのは、確かに怠惰だ。とも。
仕事帰りそのまま直行だった彼女に送ってもらいながらふやふや思いつつ、嬉しかった。
「会社でたくさん頂いたので、お裾分けどうぞ」と、
コロンコロンと笹の葉のままお土産にもらった笹団子は、
翌日の朝いただきました。
笹の葉がしみじみ良い香りで、蓬も濃くて。
つぶあんの甘さもつぶつぶ感も絶妙で。
とてもおいしくて、また、元気が出た。
今度会うときに、どこのお店のものかたずねよう。
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