夜、窓を開けると、蛙の声がよく聞こえる。
少し遠くから聞こえてくる声を聞きながら、
もう少し遠くの方で電車の通る音を聞く。
まだオケラの声は聞こえない。
オケラ、は、朮という字でも書くのだろうか。
と、変換候補で初めてみた漢字を調べて、
朮(オケラ)という植物を知った。
オケラ(朮、Atractylodes japonica)はキク科オケラ属の多年草。
近縁種とともに生薬として用いられる。
また若芽を山菜として食用にもする。
昔はウケラと呼ばれていた。
Wikipedia オケラ(植物)
行きには水の張られていた土色の田んぼが、
帰りには田植えが終わり、一面早苗色になっていた。
今の時季ならではの、みどりいろ。
とてもきれいでした。
春の蓮花は、田起しの時に鋤き込まれて肥料になる。
水の入った水面下では、少しずつ温まる泥の中で準備が進む。
そして、田植えの日に至る。
小学生の頃今くらいの時季に
叔母の家の田んぼに入らせてもらった時の感触と感覚は、
あの時に聞いた話を思い出すとき、だいたい一緒に足元に蘇ってくる。
冷たいような、温いような、ふしぎな感触と。
お米はここで育つのかぁ。
と、ぼんやり思ったことと。
記憶の引き出しの位置は毎度ばらばら。
今年の秋も、
どうぞおいしいお米がいただけますように。
もういちど、はじめから。
……と改まるのも、何だか気負いで疲れてしまいそうなので。
なんでもないことを、なんでもないままに。