アイコン お裾分けの笹団子


先日の休日の夜、久しぶりに友人と呑む機会があって、

このところどうも、お互いに相手が元気がないな?と思っていて、

これはなんとしても今夜は底まで吐き出してもらいましょう。

まったく溜め込みやすいタチなんだから困った人だ…。

と思っていた。と、割とすぐに分かって、

二人してなんだか、吹き出してしまった。

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アイコン タイサンボク


仕事中、郵便局にお使いに行く途中で、
タイサンボクの花が咲いているところを通り過ぎた。

白くぽてりとした花はとてもいい香りがしていて
立ち止まりたくなった。

今年は空梅雨だからか、少し早いような気がした。

タイサンボクの花弁を見かけると、
付喪神にとってあの白い花弁は割れた盃の代わりになるという
御伽噺を思い出す。

瓶子の付喪神は当然お酒好きであり、
けれども相方だった盃はずいぶん昔に割れてしまい他の手の盃では呑めず。
ところが初夏の時季のみは泰山木の花弁を盃にして酒が飲める。
あなうれしや。と。

のんべえの末席に手を挙げたい身としては、
盃の無い辛さは想像に難くなく、
タイサンボクのあのとても良い香りがお酒にうつったなら、
それはまたとても美味しいお酒になりましょう。
とも、考えるだけでもわくわくする。

どこかでひとひらいただけないものだろうか。
(あ、ひとひら、は、一枚とも書けるのだなぁ。)

そんなことを考えながら
帰りの道でも同じ木の横を通り過ぎ、
そして通常業務に戻ったのでありました。

次の休みは、あの道を散歩してみようか。
それまで、あの木の花は咲いていてくれるだろうか。

 

 



アイコン 五十年目の新品


ご近所さんのおじさんが
仕事を引退されることになり、
片付けを少しずつ進めておられる。
 
この仕事を始めて、今年で五十九年目。
独立して、大体五十年。と、この間仰有っていた。
今日は倉庫の片付けをしてらして、
始めた時に作った道具の予備が出てきたけど、使う?
と聞かれて、「ありがとうございます!」と即答でした。
 
一番上のは少し日に焼けてたけど、二つめの方は新品ピカピカやで。と。
二枚あげるわ。といただいた、二枚の木のお盆。
一瞬、おじさんに会えなくなる日が近づくのを改めて感じて、
正直なところとても寂しくて、今だって寂しいと言いたいくらいなのだけれど、
『五十年前の新品やけど、これは今も新品。』と笑って渡してくれたおじさんが、
あぁ、やっぱりこの人すきだなぁ。と一緒に笑顔になってしまう、いい顔で。
一枚目と二枚目の違いも、なんだか、時間をそのまま受け取ったような気さえした。
 
大切に、使わせていただきます。
目標、これから五十年。そしたら眠っていた時間含めて一世紀経つ道具になる。
なんて狸の皮算用しつつ。でも実は結構本気で考えている。
心の師匠方が引退なさることの続く今年は重ね重ね思いが尽きないのだけれど、
勝手な思い込みとは自覚しつつも、なんだか、
がんばりな。と、背中を押してもらっているような気持ちでもいる。



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